絵手紙 講座の為のサイト > 絵手紙の心構え

絵手紙の心構え

スポンサードリンク

インスピレーションを大切に

「絵手紙を描いてみる」でも触れた通り、絵手紙には下書きを描くという段階がありません。その時の直感、感覚、気持ちなどをそのままダイレクトに表現します。この際、イラストの上手、下手、善し悪しなどを気にすると、案外上手く描くことができないものです。上手に描こう、綺麗に仕上げようという気持ちは一切捨てて無心となり、自分の気持ちに素直に筆を走らせてみましょう。そうすることにより、思いもかけない風合を表現することができたりするものです。

イラストを描く技術よりもむしろ、瞬間的な衝動や偶然などを味方につけながら、出来上がった作品を自分自身でも楽しみながら描いていくことが大切です。気楽に、気軽に取り組んでいきましょう。

オリジナリティーを出そう

絵手紙は、その単純な性質から、どれもこれも一見単調なものに見えてしまうことがあります。そこで大切になってくるのが、作品のオリジナリティーです。最初は参考書などをお手本にしたり、魅力的な絵手紙の真似をしながら練習をするのも結構ですが、やはり気軽に取り組める絵手紙とは言え、誰かのコピーや作風を真似た絵手紙では芸がありません。単調な絵手紙だからこそ、オリジナリティーを大切にして、作品に自分らしさというものを織り込みたいものですよね。

絵手紙の魅力は、何と言ってもその柔軟さにあります。一見奇抜な構図、おかしな作風であっても、どこか愛嬌があり、不思議と魅力的なものへと仕上がります。大胆に絵を描きながら、柔軟な発想とアイディアで、自分らしさというものを演出したいところです。

失敗は成功のもと!

絵手紙には、基本的に「失敗」という概念は必要ありません。どんなイラストでも、最後まで描ききってしまえば一つの立派な作品となり得ます。たとえば、モチーフの輪郭を描いている最中、筆を誤っておかしな方向へ線を走らせてしまったとします。普通のイラスト、絵画やデッサンなどでは、線を消すかやり直すかしますが、絵手紙の場合はそんな失敗をも有効に利用したいところです。その線を辿って、おかしな形のモチーフを描き切ってしまうのも結構ですし、線を太くしたり文字を重ねたりして誤魔化してしまうのも良いでしょう。

失敗を恐れずに大胆に取り組み、また、失敗をしてしまったとしてもそれを柔軟に活用していくのが、絵手紙の醍醐味であると言えます。思わぬところから面白いアイディアを得ることができるかも知れません。

彩色に慣れよう

「イラストを描くのは好きだけど、彩色は苦手」という声をよく耳にします。小さな頃はぬりえなどで、色鉛筆片手に彩色を楽しんだ人も多いのではないかと思いますが、水彩画や絵手紙などのように、筆で彩色をすることは、普段からこういった作品を手掛けている人でない限りあまりありませんよね。彩色が苦手であるという意識は、そういった不慣れから生じるものです。

実際のところ、彩色という作業はある意味でもっとも面白みのある作業であり、描かれたイラストは色がつけられることによって命が吹き込まれます。特に絵手紙では、彩色の仕方によって絵の個性やユーモアを表現できるため、彩色という作業には是非慣れておきたいところです。やはり、「とにかく描く」ということが、彩色を自分のものにする一番の近道でしょう。

描いたら出そう、絵手紙投函

絵手紙は、「描く」「塗る」という段階で行われていきますが、そこで作業の全てが終わるわけではありません。せっかく葉書に絵を描くのですから、それを投函するまでが、絵手紙の作業であると言えます。絵手紙を描いたり、アイディアを練ったり、モチーフを選んだりするのを楽しむことも大切ですが、やはり、それによって表現されたものを誰かに贈り、喜んでもらうことも絵手紙の大切な要素なのです。

一つの作品を描き上げたら、それらを溜め込むということはせずに、どんどん積極的に投函していきましょう。最初のうちは「もっと上手に描けるようになってから投函するようにしよう」と考えてしまうかも知れません。ですが、やはり絵手紙たるもの、「切手を貼って投函する」からこそ絵手紙なのではないでしょうか。喜び、楽しみを誰かと共有するのも、絵手紙の一つの魅力なのです。