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絵手紙の基礎知識
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絵手紙とは
絵手紙とは、簡単に言うと「絵を描いてある手紙全般」を指しますが、一般的には墨などを用いて簡単なイラストを描いた葉書などを絵手紙と呼びます。東京学芸大学書道課出身の小池邦夫氏がその創始者であるとされ、彼が描いた、墨を用いた愛嬌のあるイラストを「絵手紙」と称したことに、絵手紙の由来があるとされています。
絵手紙ではイラストを描く技術よりも、その時の感性、インスピレーション、気持ちなどが重要とされ、高度な技術などはほとんど必要とされないのが特徴的です。そのため、イラストなどが苦手な人にも簡単に取り組むことができ、これまでに多くの人々に愛されてきました。インターネットやEメールが当たり前となった現代だからこそ、温もりある絵手紙は気持ちを伝える有効な手段として、注目を集めています。
絵手紙を描く準備をする
絵手紙を描く準備といっても、何も特別な技術を身につける必要はありませんし、特別な道具、用具、環境などを用意しなければならないこともありません。絵手紙を描くために必要な最低限の道具と、そして、絵手紙を描きたいという気持ちさえあれば、誰にでも簡単に取り組むことができます。
一般的に絵手紙は墨と顔彩で描かれる場合が多く、そのために墨、筆などが必要となります。もちろん絵手紙を描くための紙も必要となりますが、絵手紙は葉書などに描き、そしてイラストの描かれたその葉書を投函するといった形で行われるのが普通です。また、仕上げにはオリジナルの印などでイラストを飾ると、よりそれらしい雰囲気を楽しめるので、消しゴムなどを利用して印を作ってみると良いでしょう。
絵手紙を描いてみる
普通、イラストや絵画、デッサンなどでは、スケッチという段階を踏まえて下書きを施します。これは、予め全体のバランスや構図などを明確にすることによって、完成された絵のクオリティーを確かなものにするために行われるプロセスですが、絵手紙の場合は、この段階を省いてしまいます。つまり、下書きも何も無しでの本番一本勝負でイラストを仕上げていくわけです。それにより、絵手紙特有の独特の風合、愛嬌、オリジナリティーを得ることができます。
また、墨を使用するというその性質上、鉛筆などで下書きをするのはあまり好ましくありません。仕上げを綺麗にするといった意味も含めて、絵手紙では下書きなどが施されないのが普通です。
彩色してみる
絵手紙では、線、点、円、曲線などで描かれた簡単なイラストに色をつけます。もちろん彩色を施さなくても何も問題はありませんが、この彩色といった作業も絵手紙の楽しみの一つでしょう。彩色には、顔彩を用います。これにより、和テイストの強い絵手紙特有の風合を表現することができます。顔彩には、黒色や赤色、黄色、青色など、様々な色があるので、自分の好みに合わせて用意すると良いでしょう。また、一通りの色がセットになった顔彩セットなども市販されているので、それを購入するのも結構です。
彩色は、あまり細部までにこだわらず、大胆に、ダイナミックに施します。あまり多くの色を使用し過ぎないように心がけ、少ない色でインパクトある表現を行うことがポイントとなります。